スポーツ用義足
KATANAΣ(カタナシグマ)
空気抵抗を減らす新形状デザイン
スポーツ専門メーカーのミズノと共に開発した、陸上競技トップアスリート向け短距離走・走り幅跳び用の足部です。
スパイクピンがある接地部分から上部にかけて空気孔を設けることで、空気抵抗を約31%軽減しています。※1
質量も従来品に比べて約15%軽量に、振りやすさを表す慣性モーメントは、従来品に比べ約10%小さく設計することができました。※2
※1空気孔を設けないものとの比較。ミズノ調べ、風洞実験装置による。
風速18.2m/s、義足を振り出す速度が最大となる板バネの位置関係(板バネが垂直より30°前傾した姿勢)で計測。
※2従来品との比較。ミズノ調べ、完成モーメント測定器による。
地面から460mm板バネ取り付け面から前方へ80mmの位置を膝の回転軸とした設定で計測。
●「KATANAΣ」の特長
①「ウインドトンネル構造」の採用と「エアロデフレクター」の装着
空気孔を設けた設計の「ウインドトンネル構造」と空気の流れを整える「エアロデフレクター」 を装着により、
振り出す義足の空気抵抗を約31%削減しています。
②軽量化と強度の両立
トップアスリートに必要な大きな反発エネルギーを得るために従来品「KATANAβ」に比べ板バネ自体のサイズは大きくなっていますが、
最先端のカーボン材料の選定や積層設計に改良を加えることで、可能な限りの軽さを追求しました。
義足を振り出す際の慣性モーメントも小さくでき、振り出しやすくなっています。
また、空気孔を設けたことや軽量化による強度低下が起こらないように配慮しています。
③アライメント調整に配慮した設計
スポーツ用義足において必要な設定項目は板バネのかたさ同様、アライメント(配置する位置関係)も重要です。
「KATANAΣ」は板バネ上部の接続部分を地面に対して垂直にすることで、容易に義足の長さを調整できるようにしました。
※価格はオープン価格です。
※仕様などのお問い合わせは今仙技術研究所へお願いします。
製品仕様
モジュール番号 | - |
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製品名 | KATANAΣ(カタナシグマ) |
材質 | CFRP |
カテゴリー | 1種類 |