多リンク式安全膝
M0780 Swan
M0786 Swan100
M0786 Swan100
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完成用部品
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体重制限 75kg
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重量 670g
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最大屈曲角 150°
- 遊動
- 多軸
- 油圧
- アルミ
- Swan100は125kg
- Swan100は935g
製品特長
Swanには、体重制限75kgのM0780 Swan75と、体重制限125kgのM0786 Swan100があります。基本的な機能はどちらも同じです。装着される方の体重・活動度に合わせてご選択ください。
5節リンク
立脚相前半の膝折れ防止(動的安定機構)
Swanが完全伸展位で踵に荷重すると、Swanのリンクはバウンシングバンパで衝撃を吸収しながら変位(軽度屈曲)します。その際、前後の縦リンクが平行に近づき、Swanの瞬間回転中心が股関節の上後方に瞬時に移動して、立脚相前半の膝折れを完全に防止します。
立脚相中期でSwanのリンク変位はゆっくり回復して基本の4節リンクに戻り、遊脚相での屈曲が可能となります。
バウンシング機構
立脚相前半でSwanのリンクが弾力的に変位(軽度屈曲・4度以内)することにより、体重心の上下動を減少させると同時に、立脚相で身体が床から受ける衝撃を吸収し、前進運動をよりスムーズにします。結果として、歩行によるエネルギー消費を減らし、正常歩行に近いなめらかな歩容(double knee action)が得られます。
バウンス感度は、矢状面でのSwanの傾きおよびバウンシングバンパの圧縮量により、体重や活動度に合わせて調節できます。
油圧シリンダ
軽快な油圧抵抗
油圧膝は空圧膝に比べて「膝の振りが重い」と言われていましたが、Swanは楽に歩行できるように油圧抵抗を設定しました。
プレ・スイングでは屈曲抵抗が小さくなるように設定されているため、空圧膝のような軽い振り出しのフィーリングが得られます。一方、遊脚相前半(加速期)には、歩行速度に応じた抵抗がプログレッシブに発生し、スムーズに膝がついてきます。
歩調追随性
流体特性によりケーデンス105程度までの歩調追随性があります。
伸展補助ばね
活動度に合わせた伸展補助の調節が可能Swanは標準で、片側に伸展補助ばねが付属しています。伸展補助力の調節を要する場合に、M07-001 Swanバネ調節キット(別売)を用いることで、伸展補助ばねの強さを調節することができます。
調節方法
油圧シリンダの調節
Swanの油圧シリンダは特殊な工具を必要とせず、手で油圧シリンダを左右に回転させることで屈曲抵抗の調節ができます。Swanを後方からみて、右方向に回すと屈曲抵抗が増加、左方向に回すと屈曲抵抗が減少します。伸展抵抗は屈曲抵抗に伴って自動的に調節されます。
推奨足部
Swanの性能を最大限に発揮するために、足部にはM1170 J-FootまたはM1180 J-Foot Lを推奨します。
製品仕様
モジュール番号 | M0780 | M0786 |
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製品名 | Swan | Swan100 |
活動度 | 1〜3 | |
体重制限 | 75 kg | 125 kg |
重量 | 670 g | 935 g |
全長 | 194 mm | 198 mm |
全幅 | 63 mm | 76 mm |
材質 | アルミ合金 | アルミ合金・ステンレス |
遊脚相制御装置 | 油圧シリンダ | |
立脚相制御装置 | バウンシング機構 | |
最大屈曲角度 | 150° |